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18歳でパパ活を始めた女の行く末 

親友の自殺のこと

お久しぶりです( っ¨̮ )っ
期間が空いちゃいました……

今日は暗い話をします。親友の自殺についての話です。半年前のことで時間も経ちやっと落ち着いてきていたのですが、それでもまだメンタルがやられそうなので思いの丈を書き綴りたいと思います。

半年前、親友が自殺しました。
友人は風俗嬢でセクシー女優、、、言い方を変えるとAV女優でした。


心の整理の為にも書き残しておきたいと思います。
ここからは亡くなった子のことをAちゃんと書きますね。

出会いは地元です。隣の市の中学で中学2年生頃にお互いを知りました。そこから1年後の中学3年生の頃、当時の彼氏を寝取られました……

その時はなんだこいつ?と思って隣の中学に乗り込んで顔を見に行きました。ブスだったらビンタでもしようと思っていたのですが、可愛くて負けた……と思い、何も出来ず帰りました。

そんな出来事があって、Aちゃんのことをあまりよく思っていなかったのですが、高校2年生の頃急接近します。

その前に当時の私の状況を補足します。

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当時、同じ中学出身のBちゃんと共依存の関係でした。そうなってしまった理由として、私は中学2年生の頃両親が鬱病になり実家を2人とも出ていったため、一人暮らしをしていました。学校でも200人中5番以内に入るくらい成績も良かったのですが、1人が耐えられなくなって隣の中学の不良たちと夜遊びや悪さをするように。

そんなときに出会ったBちゃん。同じ中学のギャルです。学校にもたまに来るくらいなので時間もたっぷりあります。私も1人ぼっちで時間もたくさんあるし意気投合。

気付けば共依存の関係でした。訳を話せば長くなりますが、ある日喧嘩をします。そしてBちゃんと縁を切りました。
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そんな感じで、暇をつぶせる相手がいなくなった私は手当り次第に昔の友人と遊びます。そこで再会したのがAちゃんです。

たくさん遊ぶうちに、私たちは考え方が似ていることに気が付きます。何も言わなくてもお互いが何を考えているのかわかるので、とても居心地が良かったのです。私は地元でも有名な進学校に通っていたためそれなりに勉強もしていましたが、Aちゃんは気付けば高校を辞めていました。

そんなAちゃんが選んだ仕事は地元のソープでした。鈍い私は全く気付かず、そして気付かないフリをしていたような気もします。この頃からちょっとずつ、闇に染まっていってたのかもしれません。時が戻せるなら、この時期に戻ってきちんと話を聞いてあげたいです。

それから数ヶ月後、東京に行くと私に告げたAちゃん。どうして?と聞いたらネイルの専門学校に行きたいと。そっかー、夢なら応援する!と言って送り出しました。

数年後、私は大学のために上京します。連絡は取っていたけれど、ずっと会っていなかったAちゃんに東京で再開します。

久しぶりに会ったAちゃんは整形してお人形さんのようになっていました。もともと綺麗な顔立ちをしていたため、よりお人形感が強く。そして、この数年のことをお互い報告しあいました。

どうやらホストにハマっているらしい。毎月300万近く使っているとのこと。お金はどうしてるの?と聞くと、ソープとパパとAVの掛け持ちらしい。金に貪欲過ぎて盛りだくさんだな、と伝えるとAちゃんは笑っていました。

ここでひとつ伝えたいのは、私とAちゃんは考えが似ているようで違っているということです。

考え方はネガティブだけど人当たりは明るい
人に自分の弱いところを伝えられない
見栄っ張り

こんな感じで大元の部分はとても似ているんです。
でも違うところもあります。

私は友人が多い、Aちゃんは友人を作ろうとしない。
寂しい時、私は1人でいい、Aちゃんは男で紛らわせたい
お金は私は貯金したい、Aちゃんは稼いだら稼いだ分使いたい

根っこの部分は共感できることが多いから話が合う、でも遊び方が変わってしまってだんだん遊びに誘えなくなってしまいました。そしてAちゃんはのめり込むと、とことんなのでホスト以外の遊びを全部断るようになりました。

それからは会う頻度が半年に1回程度に落ち着きつつ、お互いのことをLINEで生きてる?とか冗談で言いつつ生存確認しながら愛してるよーとか好きだよーとかお互いを精神安定剤のような、心の拠り所にしていました。

そして会う度に顔が変わっていくAちゃん。持ち物もブランド物ばっか。その頃から同じ話を何度もするようになり、それ前聞いたよ?と聞くと、覚えていない、と。笑って誤魔化すので、ちょっと今の環境から離れてみれば?と伝えるとわかったって。

それでもまた次に会う時は眠剤や安定剤の乱用でパキっていたり。話の内容も昔とは大違い。あんだけ楽しかった日々は?お酒飲まなくても、薬飲まなくても楽しかったじゃん。また戻ろうよ、と伝えた。

響いているのか伝わっているのかわからない反応。その頃のエピソードとして1度私の家にレンタカーで会いに来た時、車はバキバキに壊れていてレンタカー屋の人とかなり揉めていた。私も流石にAちゃんの様子がおかしい事には気付いていた。でもどうしていいか分からない。

どうしたらいいかわからないなりに、LINEは定期的に送り続けた。生きてる?大丈夫?元気?いまなにしてんの?いつも返事はすぐに返ってくる。会いたいよ、大好きだよ、でも毎日死にたいんだよねって。会って話そうよと伝えると、仕事に行かなきゃお金作らなきゃと断られるばかり。突然我に返ったように、私ってなんの仕事が向いてると思う?と連絡がきて、お前手先器用だからネイルとかは?あと金が好きならFPとか勉強しなよーって伝えたり。

そんな関係が続いていたけれど、だんだんホスト遊びも落ち着いてきて。昔みたいに定期的にお酒なしで会うようになった。

ある日その子の家で鍋をした時、最初はお互い昔みたいに話せなかった。でも、酔っ払った勢いで自分の近況の話や私自身東京にきて鬱になって自殺しようとしていた時のこととかを話してみた。そしたらびっくりするくらい考え方が同じで、昔みたいだーって2人で爆笑して、離れてたのになんでこんなにそっくりなの?と。私は世間一般ではそれなりといわれる仕事に就いててAちゃんは風俗とAV。なんでこんな違う人生なのに辿り着く先は一緒なんだろうね、って。泣きながら2人で眠剤飲んで抱き合ってその日は眠った。

私自身鬱になってずーっと死しか考えていなかったのに、こんなに楽しいことがあっていいのかって思った。そうやって思ったのに、わたしは解離性健忘で誰かと話した内容をまるで覚えられない。中学の頃PTSDになり、気付けば人との会話や人に言われたことを思い出せなくなるようになった。そして、親友が死んでしまった今でもあの日何を話したかまるで覚えていない。それでもただただ楽しかったことだけ覚えてる。Aちゃんからも人と話して久しぶりに楽しいと思えたってLINEがきてた。

その間にもたくさんいろんなエピソードがあるんだけれど。ここでは省きます。

そして今年の正月、あけましておめでとうと元旦の早朝にLINEしてみた。すぐに返事が来て、会いたいって。やったー!って伝えるとコロナだし寒いしリモートしない!?って言われて朝から酒飲んでUberで雑煮食べながら2時間くらい話した。これから北海道住むんだよねーって。寒いから気をつけて行ってきなよーって伝えて。そんなどうでもいいことを話した気がする。

それから1週間後の14時にAちゃんからLINEが来た。今大丈夫?って。わたしは精神科で診察をしていたので、いま病院だからLINEでいい?と聞くと、今すごく死にたいって返事が来た。どうしたの?って聞くと、客と揉めてるって。内容を聞くとそんなことでAちゃんが病むような内容でもなかったから、そんなやつ捨てて違う客見つけなよ!!と伝えると、わかったって。生きてても楽しいことがない?って聞くと、うんって返事が来た。私も同じだから、そうだよね。何したって無しか感じないよねーなんて返事をしてしまった。それから、夕方になって、ごめんね。友人の連絡先送るね。と連絡が来ていた。バタバタしていたので、19時頃に明日も生きてることを願ってるよ。とLINEを送っていた。たぶん自殺未遂だろうなって思って、そんなことを言ってしまった。

夜になっても返事が来ない。大丈夫?と送っても既読がつかない。それでもこの時の私はまだ心配していなかった。

翌朝、Aちゃんから送られてきた友人からLINEがきていた。Aと連絡が取れませんと。不安なので家に行きませんか?と言われたので、タクシーで駆け付けた。もうすでに警察がたくさんいてただ事では無いとわかった。

待ってる間どうしようもないほどソワソワした。それでもあいつが死ぬわけないと思っている私は病院にいるんだろうなとか、戻ってきたらさすがに説教だな、なんて呑気なことを考えていた。

数時間後、警察からAちゃんは亡くなったと告げられた。理解が出来ない。それでも勝手に涙がでてくる。アイツのことだからどうせヒョコッと生き返ってドッキリ!!!ニヤッてしてるのが目に浮かぶ。信じられない。嫌だ嫌だ嫌だ。

それからは地元からAちゃんのご両親がきて、泣きながら迷惑かけてごめんなさいと謝っていた。話に聞いたことがあるよ、同じ地元の子だよね?と。その話を聞いて驚いた。私はAちゃんの口から両親の話を聞いたことがない。親がいたことすら知らなかった。なんなら自殺したから親いねえわ!なんて言っていたこともあったような気もする。

とても気品あるお母様で、Aちゃんの仕事や自殺の理由とか何を話していいかわからなかった。今思えば住んでいた場所で風俗嬢ってバレバレだし、警察からも事情は聞いていると思う。それでも私の口から明言することはしないようにした。

次の日部屋の遺品整理をご両親と私で行った。ローションやセぺはバレないように隠して捨てた。

そして遺品整理していると気付いたことがある。たくさんのブランドものの服が無造作に投げ捨てられている中で、机にネイルパーツやネイルの本、FPの本があった。

その時、私何が向いてると思う?って言ってたAちゃんのことを思い出して涙が止まらなくなった。数年前のあの日私が言ったことを真剣に受け止めて、努力していたんだなって。風俗を抜け出そうとAちゃんなりに、もがいていたんだと思う。

そんな気持ちに気付くこともできず、前日私は自殺未遂と思って淡々と返事をしてしまった。後悔してもしきれない。掛ける言葉を間違ったのではないか。もし違う言葉を選んでいたら、もし家に行っていれば、Aちゃんは今もこの世に生きていたのではないかと。

遺品整理2日目にチャイムが鳴った。宅配業者からダンボールを受け取ってみると、お客さんに配るためのコーヒーだった。その後Aちゃん宛に郵便が届いた。ネイル検定の合格通知だった。

どうして、どうして。Aちゃんは苦しくても毎日必死に生きようとしていた。こんなにも次の予定をたくさん入れてるのに。こんなにも必死に前に進もうとしているのに。
他の人から見れば、たかが風俗嬢の自殺かもしれない。私にとってはそうじゃない。本当に本当に大切な友人だった。こんなにもそっくりな友人は人生で初めてだった。多分これから先も二度とこんな友人に出会うことはないと思う。

そんな大切な友人の死を止められなかった。そして失ってから本当に大切だったことに気付く。どれだけ支えられていたんだろう。たまにしかLINEしなくても会わなくても、どこかでAちゃんが生きていればそれでよかった。何度も伝えた、お前がどこかで生きていれば私は幸せだからね、って。
私を置いていかないで欲しい。他の道はなかったの?北海道に行くんじゃなかったの?伝えたいこと、聞きたいこと、まだまだたくさんある。

歳をとってお互い金持ちと結婚して昼間からアフタヌーンティー行って。近所に住んでお互いの家を行き来したり。子どもが苦手なのに私の子どもの方が可愛い。って話したりできる未来はどこに行った?

私はどこで選択を間違えてしまったのだろう。どの会話のどの部分を違う言葉にしたらAちゃんを救えたのだろう。私と出会わなければ、お前は生きていたの?それなら知らないままで良かったよ。たくさんの楽しい思い出を捨てる代わりに、Aちゃんと出逢わない世界線に行ってAちゃんが生きてる世界にならないかなって思ってしまう。そんな空想をしつつ、絶対に実現することは無いと思うと涙が出て、後悔で押し潰されそうになる。

半年経った今でもAちゃんが亡くなったことを誰にも言えないままでいる。ふと思い出して、ふと一緒に聞いてた曲が流れてきて、ふとした時にいつもAちゃんがいる。

定期連絡になっていた生きてる?ってLINEも本当に死んでしまったなら、生きてる?って聞く意味もない。どれだけ会うのを拒んでもLINEの返事だけは早かったじゃん。お前とのLINEのトーク私ばかり送ってるんだけど。どういうこと?返事はまだ??ずっと待ってるんだけど。

お前がいなきゃダメなんだよ。どうやってこれから生きていけばいいの?

もしここに辿り着いた人がいるのなら伝えたい。自殺はやめよ。周りの人が悲しむ。現実に友人を亡くしてこんなにも悲しんでる私がいる。そんな人いないって思う人がいるかもしれない、そんな人は私と友人になろう。今度こそなんて言葉は使いたくないけど、絶対に絶対に止めるから。

そして同じように友人を亡くした人には、おすすめの曲でも紹介するよ。私はAちゃんが死んでから死んだように生きてた。体重も7kg減って抜け殻状態、自律神経失調症になりました。そんなときにリピートで流していた曲が、あなたの夜が明けるまで、平井堅のノンフィクション、あとはLilBの願い事ひとつキミへという曲です。自殺を連想させる曲は思い出すから良くないのかもしれないけど、心の整理が出来るまで、友人や身近な人の死に向き合うことも悪くないと思う。当時は前に進まなきゃ、自分も自殺しないようにと自制することに必死でしたが、それが余計に辛くなる要因でもあったので。

私は今は落ち着きましたが、それでも死を受け止められないのが現状です。身近な人を失った人のブログを読んだりNHKの大切な人を亡くした人からのメッセージというサイトを読んでいました。時が経っても傷は癒えることなく、自分の心の中に少しづつ黒い水が落ちてきているような感覚です。いつ消えるかもわからないし、一生しんどいのかもしれない。たぶん一生辛いんだと思う。

とある人のブログで、またな!って最後に書いてあった。私はそんな格好良いことは言えない。Aちゃん、会いたいよ。生き返って!!私しんどいよ。毎日毎日お前のことばかり考えてる。死ぬなら一緒に連れてけバカ。当たり前のように一緒だった日々が忘れられないよ。私の癖もお前から移ったものたくさんあるんだよ。知ってた??

死んだ時の話を何回も話したよね。お金に執着してたくせに、死んだらお金は持ってけないよ。死んだことに後悔してない?無の世界にも行きたいって2人で泣きながら語ったよね。幸せとか不幸とか何も無い無の世界に行けたかな?お前が少しでも辛くない世界になってるといいなって心から願ってるよ。ただ、毎日が幸せだったなら無の世界に行きたいなんて思わなかったよね。そうするとどこで歯車が狂ったんだろう、止めることは出来なかったんだろうか、ってまた後悔ばかりしちゃうんだよ。ねえ、会いたいよ。

もう半年間、ずっとずっと泣き続けた。私には死ぬ勇気なんてない。賃貸で死んだらお金もかかる。身に染みて勉強になった。だから私は生きることを選ぶよ。次に会った時に何て言葉を掛けるか、長い人生だからゆっくり考えながら生きていこうと思う。
愛してるよ、大好きだよ。ずっとずっと親友でいてね。